「いていい」場所、つくる

ネットワーク

「学校」より「地域」が強い、足立の保守的風土

足立区の小・中学校にもかかわっています。今年から関係している学校が「コミュニティスクール」として、いろんなことができる体制になります。「コミュニティスクール」というのは、「学校」と「地域」と「家庭」が協働しながら、子どもたちの成長を支えようというもの。

 

足立区が全国初のモデルケースとして、コミュニティースクール構想を始めたとき、たまたま区の子育てアドバイザーや青少年委員をしていて、全国の方々と知り合いました。また、元々、知り合っていた大学の先生方がそのコミュニティスクールの検討委員会の一員だったり。後に、その先生方の勉強会に合流させていただいたりで、「教育」のことをとても勉強しました。

 

そんな活動や学びの中で実感したのは、都心だったら「学校」が上ですが、足立区では「地域」が上であること。風土の土台は農村なのでしょうね。未開拓な農地を耕して、足立区の街をつくってきたという大きな力がある。そして、団地ができ、人がたくさん住み、学校も必要に迫られてあちらこちらに建つ。その地盤を支えているのは、大農家さんという「地域」。そういう農村的な保守性が残っている。

 

今の子どもたちの生まれ育った環境は、もう自分の親世代、祖父母世代のものとはまったく異なり、感覚も違います。言ってしまえば、これからは、若い人から、地域のしがらみなんか飛び超えて、先にネットワークをつくって、「こんなこともできるんだよ」と年配の人たちに提案すればいいなと、私は思っています。

 

堅い組織に阻まれる、足立区職員の意欲

地域活動を始めてから、足立区の委嘱委員(青少年委員、民生・児童委員(主任児童委員))を引き受けさせていただきました。そのかかわりで出会った区の職員の方々が、今、部長やセンター長クラスになられて定年を迎えられて。

10年以上、足立区の子どものキャンプに付き添いで行きました。同じように同行していた様々な団体の方々との夜の語らいは楽しかったですね。当時の区の教育委員会の人たちも、あちこちで活躍されています。日常、お付き合いしているわけではありませんが、教育委員会に、なにかのイベントや後援申請すると、快く申請許可をいただいたり。

 

近藤やよい区長は、子ども施策のことは大事にしてくれるし、職員にはっきり意見する度胸もある。しかし、区長が全体のすべてを動かせる構造ではなく、区長の下には副区長がいて、その下にはいろんな部署の部課長さんクラスがいる。実際に動かすのは係長さんクラスだけど、経験が浅いので部課長さんの指示をもらわなければ動けない。日本企業の構造と同じなんだなと思ったものです。

 

でも、そんな硬い組織の中でも「変わり者」と言われ、上司や同僚からにらまれながら、いろんな問題に首をつっこんで、殻を破ってきた人たちがいます。どの部署でも、そんな人が一人はいましたね。みんな定年を迎えちゃった。だから、これからの若い職員の人たちには、大いに力量を発揮してもらいたいんです。疑問に思ったことへの取り組みや、やりたいことを熱心に。

枠超えた「つながり」拡大中、コネクトリンク勉強会

今、橋本先生(ルポvol.13)が中心になって活動している、「コネクトリンク勉強会」(ポルテホール連絡協議会主催)は、「子ども支援」のため、枠を超えて、どんどんとつながっていこうという動きです。幸いとても盛況で、いろんな分野の専門家の方々が、駅から歩いて15分もかかるポルテホールに、わざわざ来てくれる。コロナ禍で本業が止まったから、よけいに集まってきてくれたのかなぁとも。ここでの意見交換や交流で得た、すごい知見や成果は、「自分たちの功績」として抱えててもしょうがない。公開するなりして、「手放す」ことが大切かなと。行政の人にも、ぜひ参加してほしいです。

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