ヤングケアラー

「自分」受け入れ、人の哀しみ抱く

ルポvol.35 【ヤングケアラー5】 「ぼんぼや号」ヤングケアラーシンポジウムの衝撃 「自己肯定感」って? このワードが議題に上がったとき、耳をそば立てる。ここ数年、心のありようを計る言葉として出回り、聞くたびに胸がざわめくからだ...
法律

「子どもの幸福権」を守る

ルポvol.34 【法律2】 冷房のきいた法律事務所の相談室。「お待たせしました」と、白シャツ姿の青年がパソコンを抱えて入ってくる。額に汗しているのは、先ほど、炎天下の外からエレベーターに飛び乗ったからか。眼鏡の奥の目が柔和な人である...
児童施設

施設の子と、泣き笑う“おせっかい”

ルポvol.33【児童養護施設1】 進行役の女子学生が企画書を配り始める。「用意がいいわねぇ。めっちゃ成長した!」と声をかけるのは、染谷江里さん。「おせっかい子育てプロジェクト代表」というより、パッと場を明るくするみんなの「姉貴」という印...
ヤングケアラー

ヤングケアラーが、訴えたいこと

ルポvol.32 【ヤングケアラー4】 ワンワン泣く3歳の女の子の手を、小さな袖に通す11歳の少年。アイロンをかけ、洗物をたたみ、掃除機をかけるのも彼だ。ひとり親の母が会社勤務している間、妹と5歳の弟を身ぎれいにし、家事を一手に引き受けて...
コーディネーター

グラレコで、つなぐ

ルポvol.31 【コーディネーター1】 椅子から腰を上げようとしたとき、スマホに着信音。手に取ると、受信機向こうのN-style(エヌ-スタイル)代表の野際里枝さんが、息せききって話し出す。「今、待ち合わせの喫茶店に向かっていますが...
教育

足立の職業人が、中学生に伝えたこと

ルポvol.30 【教育2】 バイクから降りもせず、16歳の少年は、「俺、バイトしたいんです!」と言い放つ。それでも「明日、来い」と受け入れた寿司屋の大将は、その後数年間、毎日彼を厨房でしごき、社会人として鍛え上げた。さらに数十年後の...
外国人

子育てママよ、まち起こせ

ルポvol.29【外国人4】 シンポジウムのプログラムが終わる。登壇者たちが舞台を降りかけ、聴講者たちが席を立とうとざわめく。そのとき、1人の女性の声。「話したいことがあります!」という切迫した言葉が、会場の動きを止めてしまった。...
ヤングケアラー

ケアラーが、世界を変える

ルポvol.28 【ヤングケアラー3】 青空が広がる学校の屋上。「私、本当は、どうしたいんだろ?」と、高校生の陽菜(ひな)はポツリ言う。彼女の葛藤に気づき心配する親友に、初めて本音をもらした瞬間だった。心解き放つように、鳥が羽ばた...
教育

「アート的思考」で、はつらつ育て!

ルポvol.27 【教育3 】 ビューッと横にひいた青線は「海」。その上に、緑の「山」がにょっこり描かれる。8歳の男の子の筆が止まらない。周囲の2歳から小学生の子どもたちも同じ。絵の具を跳ね飛ばし、白い紙を、次々色鮮やかに染め上げ...
教育

かつて学校は、おおらかだった

ルポvol.27 【教育2】 リフォームの取材が一転、「学校」について 「なんの仕事をされていたのですか?」。この質問をしてから、話が大きくそれてしまった。 Hさんが、「40年間、東京都内で小学校の教師を」と答えたからである。...
歯科

「仕上げ磨き」は、15歳までやっていい

ルポvol.25  【歯】 歯科医師によるプロジェクト「はみがきあ~ん」 1歳の子どもが、かたく目をつむり、泣く。その小さな両手と体を、母親ががっちり太ももに挟んでいる。「はがいじめ…」という言葉が浮かんでくるが、心配ご無用。子の口...
教育

「公民館的」な学びで、地域づくり

ルポvol.24  【教育1】 あるオンライン講座で、「公民館構想」について知る。 終戦直後の日本で、当時の文部省公民教育課長が打ち上げたもの。全国に公民館を建て、地域づくりの拠点しようという大ビジョンである。焼野原に立った役所...
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