実の子じゃない子育て、「困ってる」と言っていい

里親・中途養育者

 

でも、やっぱり、「困ってる」と思われたくない

埼玉県の里親さんが、私が、足立区で「ゆる育カフェ」をやっているのを知って、わざわざ竹ノ塚まで来てくれ、同じように様々な立ち位置の方が集う茶話会を地元でやることに。ただ、同様の立場の里親さんから、「メディアに公表するのは辞めてほしい」と言われたそうです。「困っていると思われてはいけない」という里親という立場の辛い気持ちが、ここでも出ている気がします。

 

たぶん、日本は、アメリカなんかと比べると、普通の家族像から外れることを厭います。「みんなと同じ」という空気を大切にする文化だからだと思う。だけど、それに対して少し居心地の悪い人は、「空気」があるところまでなかなか顔を出せず、息ができなくなる。

 

苦悩を分かち合えるペアレント・メンターに

ペアレント・メンターの活動は、中途養育者の支援にも応用できると考えています。中途養育者の中にも、発達障がいの問題を抱えている人はたくさんいますし。私は、中途養育者メンターというのは当事者(経験者)であることが第一の資格だと思っています。そして相手よりも、人生の先輩ぐらいの方がいい。ボランタリーな活動なので、続けるのは大変ですが。

 

中途養育者メンターの役割は、「私は困っていない」と言う相手が、「私とあなた、どっちも困っている(仲間だ)よね」と言えるところまで持っていくことだと思う。「自分だけじゃないんだから、これは言ってもいいんだな」という安心感を与えて悩みを分かつ。そこから「どうやって生きて行こうか」という少し前向きな気持ちを持ってもらえばいい。こういった当事者活動を「傷のなめ合い」といって嫌う人がいることも知っている。しかし、傷が癒されることなく化膿し続け、虐待という形で表に出るよりは、「なめ合い」でもいいから一線を越えないようにするべきではないか。虐待は起きてから防止するのでは遅い。起きる前に予防する、結果として表に出なくても、私たちの仕事は、それで十分貢献したことになる。

(聞き手/ライター上田隆)

 

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