明るい不登校を!

不登校
「生活」「自然」「社会」の3体験を、キャンプイベントで

文部科学省も、子どもの体験機会が減っていることを憂慮して、生活体験・自然体験・社会体験を増やすよう推奨しています。その3つ全部を体験させようと、昨年10月、「虹色応援プロジェクト」として「チョイふる」さんと共催し、キャンプイベントを開催。大型バスをレンタルして、埼玉県戸田市の彩湖道満グリーンパークへ行きました。

 

テント設営、薪割り、火起こしまで、子どもたちに全部任せることに。刃物も火も使わせました。すると「やりたい!」と、男の子たちが殺到。といっても、しばらくすると飽きちゃって、木登りや虫取りを始めてしまいましたが。女の子たちは、野菜を切り、お米を研ぐなど、料理をしてくれました。

 

食後の「プロギング」は盛り上がりました。スェーデン語の「plocka upp(拾う)」と英語の「jogging(走る)」を合わせた造語で、ジョギングしながらゴミ拾うもの。SDGsフッィトネスで、とてもよい社会体験になりました。チームごとに拾ったゴミの重量を競い合うので、子どもたち、すごく張り切って。

 

今年はキャンプ以外に、社会見学、自然体験など盛り込んで、イベントの回数を増やしていこうかなと。

 

 

保護者が意見すれば、「学校」も「行政」も動かせる

2023年1月、民間発の「子ども版地域包括支援センターをつくろう会」の立ち上げに、「あるこいりす」としてかかわっています。足立区区議会議員の長谷川たかこさんを中心に、地域で活動されている有志で結成。相談者が、子どもに関する悩みがあって、ここに来れば、行政の窓口のようにたらい回しにされるのではなく、すぐに専門の支援団体や機関に紹介され、つなげていくようなイメージです。当会では、子どもの不登校、発達障害などの相談業務を担うことに。

 

「つくろう会」に参加したのは、2021年に設立した「あったか足立区NEOの会」のメンバーとしての活動とつながってます。「NEOの会」も長谷川さんが発起人で、足立区で子育てしているお母さん・お父さんたちの有志の会。自分たちの声を集約し、提言をつくる。そしてその提言を。署名活動、区の執行機関、区議会の超党派の訪問活動を通して行政側に届け、具体的な政策として実現させていく。保護者が声を上げていくことで、いろんなことが変わります。こうしたことは、やっぱりまだまだ一般には知られていなんですね。「学校はこうなってほしい」「不登校児にこんなサポートがほしい」ということを、私たちは社会に提案できるし、仕組みだって変えていけるのに。

 

先回りして、子どもの「体験」を奪ってはならない

公園で子どもが、ブランコで遊ぶとします。天辺の横棒によじ登ったり、ぶら下がったりしたがるでしょう。子どもって、いろんなことに挑戦して「発達したい」わけだから、私は「やりたいなら、やんなさい」と。ただし「ケガをしたら知らないよ」とも。そもそもケガをして、痛みを体験してこそ、体の動かし方、身の守り方を学べます。子どもは、体重が軽いから、転んでも大抵擦りむく程度ですし。もちろん、「危ない!」と思ったら声はかけますよ。でも、放っておいても子どもたちは、自分で危険を察知して、ムチャなことは案外しない。

 

お母さんたちによく言うんですけど、「大人が子どもの限界を決めるのって、良くない」と。

「この子はできないから」と、先回りしてさせないことが結構多い。初めての子育てするお母さんだと、幼稚園ぐらいの子であれば、その子のすることなすこと、全部決めがちなんですよね。やらせてみたら、意外とできるよと。余計な事をしないのが一番いい。

 

「生きづらさ」のない生き方とは

昔、母に、「公務員になりなさい」「OLになって事務やりなさい」と、結構諭されてました。「絶対合わない」って、自分で分かっていた。単純な作業をじっと座ってやるということが、私にはできない。幸いその道には行かず、ずっと接客業をやってます。美容師になり、後に飲食店を長く勤めています。自分の性格にあった職業についているから、困ったことがない。子どもにしたって、自分の合う場に身を置けば、生きづらさって、そんなにないと思うんですよ。学校だって、合わなければ行かなければいい。明るく「不登校してます!」と宣言はしても、別に隠す必要もないし。学校へ行けている子の方が、かえって「不健全」かもしれないと心配しています。

 

やっぱり、世間的に言えば、私は変わったお母さんですよ。自分の人生、自分で生きてるから、なんにも困ってない。むしろ、幸せいっぱいです(笑)。

 

(聞き手・ライター上田隆)

 

<問合せ>

足立区 親子のサポーター「あるこいりす Arco-iris」

e-mail : nijiiroouen.project2020@gmail.com

 

 

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私達と一緒に解決の糸口を考えていきましょう。

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